pianopia·2026/9/14そんなの#そんなの『そんなの』①「だー!『そんなの』もういいから早くきなさい!」 母の声がうるさかったが、私は気にも止めなかった。 目の前の事象から目が離せなかったのだ。 それは大きな熊の骸だった。それも酷く焼けこげている。 一体何があったのだろう。 しかも焼けこげている…4 views0 favorites→
pianopia·2026/6/17未来#未来すこし先の未来(仮)「すこし先の未来」(仮) 「お皿洗っといて〜」 その声は人に向けられていなかった。 ジーというモーター音と共に鉄の腕が反応する。 いまや家事は人間の作業ではなくなった。 月額5万円のロボットが掃除・洗濯・料理・買い物すべてを行えるように…11 views2 favorites→
pianopia·2026/3/20昔話#昔話蔓蔦の塔男は山を登っていた。 差し込む夕日に照らされて、額の汗が光った。 男は顔を上げて空を見上げる。 いつも通っている山道だというのに、ゼェハァと息が荒い。 踏みしめる道は狭く、岩肌の道は一歩踏み外せば転げ落ちる急斜面であった。 じきに日が沈む。…66 views3 favorites→