「春の隅、盗み聞き」

不知火 百舌鳥(しらぬい もず) / 2026/07/06 12:26健斗と創太#健斗と創太
あらすじ

本作品は「夏至の朝、僕はまだ生きている」をコンセプトとした過去の話となっております。 春の隅、盗み聞きをした。 縦書きオーナーさん最近ユーザー増えてません? あとおにぎらずの謎500viewsすごいですよね! 縦書きクリエイターの皆さん、 素敵なお話を書きたくりましょう!!!

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「創太!創太!」変声期の来ていない少年が呼ぶ。
「おはよ~!」
創太が応える。

そう、朝だった。
僕は後ろにいたため創太と健斗の会話が聞こえた。

「ねぇねぇ!いつか俺と健斗で朝に家飛び出して
 入れそうな森のところ行ってみない?」
「えぇ...僕怖いの無理だって」

森、どこだろう。

「大丈夫!計画立ててるんだ!」
「何?何?」

森、何処だろう。

「夏至だったら、朝も明るいだろ!」
「まじか...」

夏至か。健斗は怖がりだな~。創太は勇敢だ。
この二人は正反対だから、トラブルは起きそう。

「学校ついた~」
「ついたね~」

学校についた。こっからクラスに向かうんだ。
クラスにはうるさい奴ら、静かな奴ら、いい人、悪い人、
優しい人、怒りっぽい人。
いろんな奴らがいる。
また今日が始まるって考えると、少ししんどい気がするんだ。
でも、こう学校に通えているから。
頑張った後に、見る景色はきっと綺麗だから。

創太と健斗が殺人鬼に殺られるずっと前の、
ずっとずっと前の話であった。

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