ベータ版

変か

作者: ペンネーム

公開: 2026/04/07 09:44 / 更新: 2026/04/07 09:44

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4年ぶりに再会した友人たちが、会話、服装、価値観に至るまで驚くほど似通っていることに、ある種の恐怖を覚えた。かつての友人たちは、個性を失い「大学生」という一つの型に収まってしまったかのように見え、偏った情報の集積であるスマホの世界を、あたかも現実であるかのように語る姿に衝撃を受けた。 「スマホという檻」に囚われたコミュニケーション 目の前に友人がいるにもかかわらず、画面の中の他人の生活(SNS)を優先する。そんな「下を向いて生きる」友人たちの姿は、自分が海外で培ってきた「目の前の現実を生きる」感覚とは決定的な隔たりがあった。スマホとの距離を保ちたい自分と、特定のアプリや小さな世界に没入する周囲との間に、埋めがたい溝を感じている。 海外生活で得た「自分だけの尺度」 日本での4年間と、海外で挑戦し続けた自分の4年間。その差は歴然としていた。既存のライフスタイルの固定観念から解き放たれ、自分なりの価値観で生きる心地よさを知ったことは、大きな収穫である。この感動を誰かと分かち合いたいと願う一方で、今の友人たちにそれを伝えることの難しさも痛感している。 変わってしまった世界で、自分を見失わないために かつての友人たちが変わり果てていく中で、変わらずに自分の芯を持ち続けている自分に気づいた。しかし、その衝撃が大きすぎるあまり、大切なものや「変わらずにいてくれる存在」まで見落としてしまわないよう、自分自身も律していく必要があると感じている。