20260705

Fantasy.Star / 2026/07/05 07:04語り#語り
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ウェブマーケティングの世界に「発火」という表現がある。これは、ある一定の条件(トリガー)を満たしことをきっかけに、予め想定していた行動が実行された状態を指す。 それは、平たく言うとこうだ。  お金が百円貯まったら(=トリガー)りんごを買う(=発火) そう、これは、私がこの場所でまるで自分だけが知り得たことのように、訳知り顔で話すようなことでもなく、至極当然であり、ともすれば生理現象にも似た自然の摂理だとも言える。  それでも尚、この話を冒頭にしたのは、ウェブマーケティングというIT業界特有の専門性を持った、日本ではないIT先進国のデジタル・メタバース的な考え方の中にも、このような原始的な表現が使用されていることに少々驚いたからに他ならない。 我々人間の基礎行動もこのように、トリガーが発動して発火する。という行動を繰り返していて、それは日常生活の中でなんの疑いもなく繰り返されている。 だからこそ、 布袋寅泰は言った。「命は燃やし尽くすためのもの」 SIONは言った。「調子はどうだい?勢いよく飛べてるかい?」 佐野元春は言った。「Can you hear my heart beat?」  私が今、どのような状況の中にいても、これからどのような事が起こり得るとしても、そのトリガーは私の中にこそ存在していて、唯一無二のものだ。 他の何にも影響される事なく、自らが設定したトリガーにより、発火しているのだ。 そう思った時、そして思えた時に、結局詰まるところ、今の環境・状況は自分が思い描いたものの欠片であり、今を生きることしかできない私には、そのトリガーの設定を日々繰り返しながら、どこで発火させるのかを、あるときは真面目に、またあるときは不誠実にでも考え続けながら、勢いよく飛ぶために心を震わせて燃やし続けていくことしかできないのだと。  だから私は今日も、そのような状況を創り出してくれる世の中に文句を言いながら、訳知り顔で講釈を述べ、恨み、嘆き、それでも発火させ続けていかなければならない。願わくばその炎がこれまでの私の人生の中にあった真紅の赤ではなく、超高温な蒼白き炎へとその熱量と密度を上げていくことができたら、もしもそんな色を出せるようになったら、ダイヤモンドすらも溶かすことができるかもしれないぞ。  2026年7月5日 愛猫ヒデトラが早く元気になることを祈って。