「俺一番有名やった」 「え、誰?」 「ゆうとやん!」 「え、ゆうと!? めっちゃ顔変わってるやん!」 「そうかな?」 「え、こいつのことわからんかったん」¥ 「うん」 「電車どこでおりるん?」 「岸野でおりる」 「じゃあ俺もそこでおりよ!」 「まじか~おれ違うわ」¥ 『次は岸野、岸野です。』 【岸野】まであと3分だ。 「最近何の曲聴いてるん? ほら、音楽好きやったやん」 「【増すか死】っていう人の曲聴いてんで」 「へ~有名なん?」 「【色】っていう暗いんかポップなんかわからん曲が100万再生されてる。」 「すごいなw」 『岸野、岸野です。お降りの方は足元に気をつけてお降りください。ご乗車ありがとうございました。』 「あ、じゃあバイバイ~」 「バイバイ~またいつか!」¥ ―――電車降車後――― 「まじか~めっちゃ顔変わってるな」 「そう?」 「なんかすごいこと起きたな!」 「それな!懐かしい人と会ったときなんか 『えぇっ!』ってなるよなw」 「うん!」 沈黙が少しだけ、続いた。 「じゃあ俺こっち曲がんねん」 「あ、そーなん!」 「バイバイまた話そ!」 「ちょまって!LINE交換しとこ~」 「そよな!交換しよ!」 QRコードを見せ合った。交換を終えた。 「じゃあバイバイ!また電話とかしよな~」 「バイバイ!!」 ―――バイバイ後――― 彼は思っていた。 「ちょまって、曲のネーミングセンスなさすぎんw? なんやっけ、【増すか死】やっけ 【色】w なんでバズってんねん マジで意味わからんw 今度調べてみよw」 増すか死はネーミングセンスがないことでバズった? 信じるかどうかはあなた次第です。 それではさようなら。