「カポタスト」
あらすじ
メガネをかけたクルクルパーマの「僕」を一人称に描いた詩。 「僕」はいつも二人称。 「僕」を見ている僕は、、不知火百舌鳥。 あの丘でギターを弾こうよ。
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「カポタスト」
アコースティックギター、持って
向こうの丘まで行こうか
ずれた眼鏡を
照らす太陽に反射させる
僕のギターにはサメのカポタスト
少しキーが高くなって
あの曲を爪弾く
僕は左手にサメのカポタスト
フレットの少し手前につけて
もう難しくなくて
君の小さな声を待つ
アコースティックギター、持って
向こうの夏まで行こうか
メガネが白くくもって
シャツの裾で拭く
君が外す犬のカポタスト
少し音が低くなって
少し低い、元の声で
あの曲を歌いだす
君は右手に犬のカポタスト
外したばかりのそれを
この芝生に置いて
もう高すぎる背伸びはいらないと
君は元の声で、僕の隣で小さく息を吸った
向こうに誰かの影が見える
長い夏が終わってしまう前に
ねえ、話しかけてみようか
僕が付けたサメのカポタスト
少し音が高くなって
あの曲を弾く
僕は左手にギターのネック
弦をはじき始める
でもまだ、どこか足りなくて
あの日の音を探していた
向こうにはもう、誰もいない
切ない夏の宵、
アコースティックギター、カポタスト。
アコースティックギター、持って
向こうの丘まで行こうか
ずれた眼鏡を
照らす太陽に反射させる
僕のギターにはサメのカポタスト
少しキーが高くなって
あの曲を爪弾く
僕は左手にサメのカポタスト
フレットの少し手前につけて
もう難しくなくて
君の小さな声を待つ
アコースティックギター、持って
向こうの夏まで行こうか
メガネが白くくもって
シャツの裾で拭く
君が外す犬のカポタスト
少し音が低くなって
少し低い、元の声で
あの曲を歌いだす
君は右手に犬のカポタスト
外したばかりのそれを
この芝生に置いて
もう高すぎる背伸びはいらないと
君は元の声で、僕の隣で小さく息を吸った
向こうに誰かの影が見える
長い夏が終わってしまう前に
ねえ、話しかけてみようか
僕が付けたサメのカポタスト
少し音が高くなって
あの曲を弾く
僕は左手にギターのネック
弦をはじき始める
でもまだ、どこか足りなくて
あの日の音を探していた
向こうにはもう、誰もいない
切ない夏の宵、
アコースティックギター、カポタスト。