2006年02月28日
日刊フジ物語十六
庭から脱そうして、戻ってきたフジはすっかり元気がなくなり
1日寝ていました。
食事も食べなくなってしまいました。
家の中に入れて、段ボールに古いシャツを敷いて、そこに寝かせました。
首輪を取ってやっても、あまり動きません。
ときどき脚をけいれんさせていました。
昔ですから、こうなっても、獣医さんに診せることもありません。
投稿者 yoneyama : 16:04
庭から脱そうして、戻ってきたフジはすっかり元気がなくなり
1日寝ていました。
食事も食べなくなってしまいました。
家の中に入れて、段ボールに古いシャツを敷いて、そこに寝かせました。
首輪を取ってやっても、あまり動きません。
ときどき脚をけいれんさせていました。
昔ですから、こうなっても、獣医さんに診せることもありません。
投稿者 yoneyama : 16:04
私が小学校の卒業式を迎えた朝でした。
元気がなくなり、ほとんど寝ているだけになっていた
フジが、突然、よろよろと歩いて、私のところに近寄ってきたのです。
私は抱き上げて、自分のベッドに寝かせてあげました。
「行ってくるね」
フジにそう言って家を出ました。
投稿者 yoneyama : 16:06
小学校の卒業式から戻ると、
フジは、私のベッドの上で、私が寝かせたままの姿で、死んでいました。
まるで、私が小学校を卒業する日まで、待っていてくれたようでした。
フジは5年間くらいしか生きていませんでしたが、私の小学校時代を
一緒に過ごしてくれのです。卒業証書をフジのそばに置いてやりました。
投稿者 yoneyama : 16:07
私のベッドで死んでいたフジを、シーツにくるんでやり、
庭の隅に埋めてやりました。
フジの親友の野良犬のクロも同じ時期に、いなくなっていました。
投稿者 yoneyama : 16:08
フジがいなくなってから、ずいぶん時間が流れました。
私はいま週に2回、東京の西にある、あきる野市まで
車で診療にでかけています。
西に向かって高速道路を走るので、晴れた日には、
富士山がはっきり見えることがあります。
すると富士山の山影に重なってフジの姿が浮かび上がってきます。
フジは今でもずっと私と一緒にいるのです。
おわり
投稿者 yoneyama : 16:09
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