米山公啓ウェブログ

2006年02月28日

日刊フジ物語十六

庭から脱そうして、戻ってきたフジはすっかり元気がなくなり
 1日寝ていました。
 食事も食べなくなってしまいました。

 家の中に入れて、段ボールに古いシャツを敷いて、そこに寝かせました。
 首輪を取ってやっても、あまり動きません。

 ときどき脚をけいれんさせていました。

 昔ですから、こうなっても、獣医さんに診せることもありません。

投稿者 yoneyama : 16:04

2006年02月27日

日刊フジ物語十七

私が小学校の卒業式を迎えた朝でした。
 元気がなくなり、ほとんど寝ているだけになっていた
 フジが、突然、よろよろと歩いて、私のところに近寄ってきたのです。
 私は抱き上げて、自分のベッドに寝かせてあげました。
 「行ってくるね」
 フジにそう言って家を出ました。

投稿者 yoneyama : 16:06

2006年02月26日

日刊フジ物語十八

小学校の卒業式から戻ると、
 フジは、私のベッドの上で、私が寝かせたままの姿で、死んでいました。
 
 まるで、私が小学校を卒業する日まで、待っていてくれたようでした。
 フジは5年間くらいしか生きていませんでしたが、私の小学校時代を
 一緒に過ごしてくれのです。卒業証書をフジのそばに置いてやりました。

投稿者 yoneyama : 16:07

2006年02月25日

月刊フジ物語十九

私のベッドで死んでいたフジを、シーツにくるんでやり、
 庭の隅に埋めてやりました。
 
 フジの親友の野良犬のクロも同じ時期に、いなくなっていました。

投稿者 yoneyama : 16:08

2006年02月24日

月刊フジ物語 最終回

フジがいなくなってから、ずいぶん時間が流れました。
 私はいま週に2回、東京の西にある、あきる野市まで
 車で診療にでかけています。

 西に向かって高速道路を走るので、晴れた日には、
 富士山がはっきり見えることがあります。

 すると富士山の山影に重なってフジの姿が浮かび上がってきます。
 フジは今でもずっと私と一緒にいるのです。

 

                        おわり

投稿者 yoneyama : 16:09

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