2011年08月01日

七月の購入図書

『プリンセス・トヨトミ』万城目学 (文藝春秋 二〇一一)


↑秘密の扉が開くとき、大阪が全停止する!?万城目ワールド真骨頂、驚天動地のエンターテインメント、ついに始動(アマゾン「BOOK」データベースより)。

大阪国の国会議事堂(大阪城の地下)に通じる3つトンネルのうち、「京橋口」と呼ばれる出入口のあるビルは次のように描かれています。

 京橋口と接する茶レンガ作りのビルに関しても、もちろん松平は調査済みである。あの建物は、ある建設会社の旧本社社屋だった。古めかしい外観のとおり、竣工は大正十五年。まさに、大阪議事堂が完成した年である。

「あの建物」とは、天神橋のたもとにあるルポンドシェルビル(旧大林組本社ビル)のことです。この小説に八軒家かいわいが現れるのは、残念なことに、この箇所だけですが、トンネルが大阪城に通じていることから、松平は、かいわいの地下をとことこと歩いて帰ってきたことになります。


↑大正末期に大林組の本社社屋として建てられた大型の近代建築。大阪が発祥地の大手ゼネコン大林組の本店ビルでした。さすがに建設業、設計は社内コンペで決定されたそうです。小田島兵吉が立案した平面計画に基づき、社内で設計競技が行われ、設計部員の平松英彦の作品が選ばれました(「レトロな建物を訪ねて」より)。

『漢学と洋学 伝統と新知識のはざまで』 (阪大リーブル024 懐徳堂シリーズ) 岸田知子 (大阪大学出版会 二〇一〇)


↑懐徳堂・適塾の知のネットワーク ! 漢文で学んだ知識人に、 西洋学問はいかに受けいれられたか。 江戸後期の大坂に芽吹く洋学の土壌がに漢学があったこと、それが 適塾をはじめとする幕末の蘭学の発展の一要因となることを、佐久 間象山、中井履軒などの思想と学問を通して探る(アマゾン「内容紹介」より)。

投稿者 tategaki : 15:33| トラックバック (0)

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